休日までLINEで支配してくる会社に「ストレスMAX」23歳新入社員の本音
小規模の会社によくあるのが、社員全員の距離感が近く家族のような関係性になっていること。仲がいいのは悪いことではありませんが、そのせいでプライベートまでなくなってしまうことも珍しくありません。
今回は、そんなプライベートと仕事の境目がなくなってしまったLINEのトラブルをご紹介します。
社員10名の小さな会社に就職
笹原直史さん(仮名・23歳)は、社員数が10名という小規模な会社に数年ぶりの新卒採用枠として入社しました。面接のときから社長を含む社員の印象がよく、それは入社してからも変わることはありませんでした。
「社員の中には社長の友人などもいて、家族経営に近い会社でした。本当に全員の仲がよく、歳が近い人でも30代後半という感じでしたが、すぐに打ち解けることができたのは嬉しかったです」
入社してすぐに社員全員が参加しているLINEグループに招待された笹原さん。普段からそこまでLINEを見ないタイプだったため、先輩方からのLINEに気づかないのではないかというのが唯一の心配要素だったといいます。
休日にも来るLINEがストレス
会社内では大きなトラブルや人間関係の不安はなく過ごしていた笹原さんでしたが、やはりはじめに心配していたLINEが悩みのタネになっていました。社員同士の距離が近い分、休日でも関係なく頻繁にLINEグループへ連絡が送られてくるのです。
「LINEを頻繁に確認するというのが今までにないことで少しストレスでしたし、送ってきているのは全員先輩や上司ですから無視するわけにもいかず……。でも会話の内容は世間話とか参加しなくてもいいような内容ばかりで、かなり戸惑いました」
仕事に関係なくやり取りされるLINEに、ストレスやプレッシャーを感じ始めていた笹原さん。これもこの会社のやり方なのだと半ば無理やり納得する形で、LINEに慣れていこうと努力をしていまいた。