伊藤沙莉、25歳のブレイク女優が明かす「仕事人として大切にしていること」
あんなに緊張感が心地いいこと経験したことない
――そこから、それでも頑張ってやる! とモチベーションをあげてくれたものは?
伊藤:それこそ、『ステップ』の飯塚監督との出会いです。本当に。『GTO』(第2期)で初めてご一緒したんですが、現場がすごく楽しかったんです。あんなに緊張感が心地いいことって、経験したことがありませんでした。
今まで一番仕事がなかったのが19歳のときだったんですけど、そこから久々にやっと決まったのが『GTO』で。「まだ学生役ができるんだな~」なんて思いながらふらっと現場入りしたら、俳優部とは、お芝居をするとは、現場にいるとはどういうことなのか、改めて基本を教えていただいたんです。今までやってきたはずの、分かっていたはずのことだったんですけど。
――飯塚監督の教えがよかったのはもちろんですが、仕事がない時期があったからこそ、余計にその基本を感じられたのでしょうか。
伊藤:そうかもしれないです。ものすごく楽しかったんです。そこからは邁進してお仕事しています。みなさんの声が本当にありがたいです!
<取材・文・撮影/望月ふみ>