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自転車保険への加入義務化が全国で進む。入らなかったら罰則はあるの?

コラム

ウーバーイーツの配達員も個人で加入しておくべき

ウーバー

 最近街中でよく見かけるウーバーイーツの配達員も個人で加入したほうがいいのでしょうか。委託業務契約なので、会社が補償してくれるとは考えにくいように思いますが……。

「ウーバーイーツの配達員はUber Japan株式会社の従業員ではなく、単に委託業務契約を締結しているだけなので、自分で保険料を支払う必要があるといえるでしょう。

 なお、Uber Japan株式会社は、配達員の対人・対物保険及び傷害補償をするサポートプログラムを設けています。ただ、サポートプログラムの対象は『配達リクエストを受諾した時点から配達が完了するまで』に限定されているので、やはり配達員が個人で自転車保険に加入する必要があるといえます。

 ちなみに、自転車便など自転車使用事業者の従業員が自転車を利用する場合は、自転車事故に備えた保険への加入が義務付けられているので会社が保険料を支払います」

損害賠償金額が1億円近くにのぼることも

 自転車事故は自動車事故より軽視されがちですが、時に重大な結果を引き起こします。

 2013年、神戸で事故当時小学5年生だった男の子が、歩行中の60代女性に衝突し、女性が意識不明の状態になった事故では、子どもの親に対して約9500万円の損害賠償が命じられました。後藤さんは「このような多額の損害賠償にも耐えられる十分な補償がある保険を選択すると良いでしょう」と言います。

 自転車による事故は決して他人事ではありません。自転車保険は月々数百円の保険料で、多額の賠償金に備えられるので、東京都民以外の人も加入を検討してみてはいかがでしょうか。

<TEXT/林加奈>

子育て中のママライターです。大学卒業後、通信関連会社、広告代理店等を経て結婚後にフリーランスのライターに転身。法律、子育て、キャリア、就活など、さまざまなジャンルの記事を執筆しています
Twitter:@emma_webwriter

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