“ゲイの精神科医”に、若者4名の悩みをぶつけてみた。職場のプレッシャーがツラい…
Q. 昼の仕事は自分にあってない気が…
■ 25歳・女性・事務職 ■
「ある会社の事務職として働いています。それまでは10代のときからキャバクラ嬢として水商売で生きてきました。夜の世界に身を置いていた頃は憧れもした昼職ですが、実際やってみると、ギャップを感じることも多く、このまま続けていける気がしません。『自分らしさ』というところでいくと夜の世界に戻るべきなのかなと思ってしまいます」
A. ラクな方に流れていってないか問いただしてみて
Tomy:水商売だからというわけじゃないけど、水は低いところに流れていくもの。自分がラクな方に流れていってないかを自分自身に問いただしてみて。
水商売のような仕事を将来ずっと続けられるのかとか、ずっと続けていくことのリスクも考えたほうがいいわ。そもそも、このままじゃダメだと思って昼の仕事に就いたんだし、それが自分らしいからっていって、そのまま戻っちゃうと後々後悔する可能性があるわ。
それに自分の環境を変えちゃうと後々行き先がなくなる可能性だってある。自分らしくあるために今の環境から逃避することって大事なことでもあるけど、今度は逃げることによって逃げられなくなることがあるから。
<取材・文/目黒川みより 撮影/スギゾー。 イラスト/カツヤマケイコ>