パソコン、アプリ、スマホ…海外で通じない“和製英語”は?
少し前には「パソコン教室」などの看板も見られましたが、最近では「パソコン」という言葉を口にすることも少なくなりました。
この「パソコン」はPersonal computerの略。そのままPaso-konと英語で口にしても通じません。PC(ピーシー)といえば通じます。日常の仕事で使っているコンピュータ関係の用語が、時には英語で落とし穴になることもあります。いくつかの単語を学習してみましょう。
【第69回】パソコンは通じない
日本語でも英語でも共通しているのはデスクトップ。英語でもDesktopということができます。しかし「ノート型パソコン」と呼ばれるものは、Laptopです。Desktopは「机の上」に置くから。Lapは椅子に座った時の膝から腰までの太腿の部分です。
一般にLapは「膝」と辞書に書かれていることが多いですが、Hold a child in my lapは「座った状態で子供を太腿の上にのせる」こと。そこから由来して、Laptopは椅子に座って太腿の上で使えるからです。
メーカーによってはLaptopよりも薄くて軽量、また小型のLaptopをNotebookと呼んで発売していることもあります。これらは2-in-1と呼ばれるモデルの場合も多く、Laptopとしても使えると同時に、スクリーンを360度開いてタブレットとしても使えるモデルです。ちなみにタブレットはTabletとそのままです。
「USBメモリー」を1語で説明
クラウド上でファイルを共有することが多いので、あまりUSBでファイルの共有をすることは少なくなっているかもしれません。しかしUSBの記憶媒体もまだ目にしますね。これは英語でUSB memory stickやUSB memoryと呼ばれます。
時には略してDo you have a stick so I can share this file with you?(このファイルを共有したいから、USBある?)のように、ただStickとだけ言われることもあります。
容量がもっと大きい、外付けハードドライブ(HDD)もありますね。これはExternal hard driveです。「外付け」をExternalとしただけ。覚えやすいのではないでしょうか。