俳優・濱田龍臣、19歳の素顔「エゴサーチはめちゃくちゃします」
「高校生役、痛いよ」と言われるまで続ける
――それは賢い。今年、二十歳ですが、今後の野望を教えてください。
濱田:今回もそうですが、高校生役が増えてきました。自分自身が中学、高校生の頃は、どうしても年上の方が高校生役をやることが多くて、「この年になっても高校生やるんだ」と思うこともあったんです。
でも僕もそういうポジションに入ってきた。だから、逆にここからは高校生役をやる時代だなと。いけるとこまで、行ってやろうと。10人見て10人とも「高校生役、痛いよ」というくらいまで。
――あはは。お若い頃から役者をされているので、もう学生役は嫌なのかと思いました。年上の方が学生をやっているのも違うと思われているのかと。
濱田:思っていた時期もあります。たとえば中学生だったときに学園もののオーディションを受けても、周りは二十歳を過ぎたような方ばかりで、「ちくしょー」って思ってました。でもそういう世の中なので。
だったら今度は自分が、29歳でも30歳過ぎても高校生役をやって、年下の世代に「あいつまだ高校生やってるよ」と思わせてやろうと。あれ、これって性格悪い?(笑)。でも事実として年上の方が演じることが多いので、ならとことんやってやろうと思ってます。
――今後は教師役も出てくるでしょうし、教師役の次の作品は学生といったことも出てくるかもしれませんね。最後に放送に向けてメッセージをお願いします。
濱田:20代だと、一人暮らしをされている方も多いと思いますが、実家の温かさを感じられるドラマだと思います。離れてみて、改めて感じることもあると思いますし、とにかくイッセー尾形さんのおじいちゃんに泣かされてください。僕もそうですが、「お好きにどうぞ」と言える大人になれたらいいなと感じると思います。
<取材・文・撮影/望月ふみ>