俳優・濱田龍臣、19歳の素顔「エゴサーチはめちゃくちゃします」
ウルトラマン決定に「夢がかなっちゃった」
――高校卒業からちょうど1年、いろいろ考える時期だと思います。とりあえず大学に行くという人もいると思いますが、濱田さんは役者1本でやっていこうと?
濱田:はい。役者としてやっていこうと決意して卒業しました。高校2年の夏くらいには決めていました。
――それは学校で進路を決めるタイミングだったから?
濱田:『ウルトラマンジード』をやらせていただいた時期だったんです。歴代のウルトラマンの先輩方を見ても、今もすごく頑張っていらっしゃるので、自分もそうなりたいなと。ずっと続けていきたい、続けていこうと思いました。
――ウルトラマンには幼稚園の頃からずっと憧れていたそうですね。それが実現したわけですから、すごいことですよね。
濱田:そうなんです。夢がかないました。なので、お話をいただいたときは「あれ、夢かなっちゃった」と思いました(笑)。でも実際にやらせていただいて、今は生涯現役でこの仕事をするということが、夢になりました。
「自分は必要ない」と思った時期も
――将来について迷っていた時期はありましたか?
濱田:中学生の頃はそうでした。仕事辞めてもいいかなと思ったり。
――それは何かあって?
濱田:何もなかったからです。仕事は来ないし、オーディションに行っても落ちるし。ずっと落ち続けて。役者はお仕事をいただくからこそできるので、お話も何もこないなら自分は必要ないんじゃないかと思った時期があったんです。でも、落ちたオーディションで出会った監督にかけていただいた言葉で変わりました。
――どんな言葉をもらったのですか?
濱田:「オーディションは役のイメージにどうしても合わないとか、理由がそれぞれにあるから、落ちたからといって役者としてダメなわけじゃないんだ」「その時に落ちたとしても、印象に残ることも大事だから、ネガティブな気持ちを引きずったまま受けたりしないで、前を向いたほうがいい」って。
もうちょっと頑張ってみようかなと思えました。それで続けていたら、ウルトラマンのお話に繋がったんです。