初対面の人に良い印象を残すには「つっこませる会話」が必要
芸妓さんが放った驚きの一言
思わず「つっこんでしまった」例として、昔こんなことがありました。ある夜、僕が京都の先斗町を歩いていると、ベテランの芸妓さんが、これからお店に入るというシチュエーションに出くわしました。
その時、僕は、芸妓さんは何て挨拶をしてお店に入るのだろうか? と考えました。
「こんばんは」なのか、京都だから「おばんどすえ」(多分間違い)なのか、はたまた僕の知らない舞妓/芸妓言葉があるのかな? なんて期待しながら様子を窺っていたら……。
まさかの「グッドイブゥニングゥ♪」と言い放って暖簾をくぐっていかれました。言うまでもなく、予想だにしない挨拶に、とても不意を突かれて大笑いしてしまいました。しかも1人で(笑)。きっとお店の中の人も同様だったに違いありません。この経験から僕の中の挨拶のバリエーションは増えました。
=====
記憶に残るコミュニケーション=相手の頭の中を活性化するコミュニケーションは、決して本質を丁寧に説明する/されるだけでは得られない体験です。
みなさんも、日常体験を、ボケて、膨らませて、または相手につっこんで、つっこませて、普通の日を特別な日常体験に拡張して、毎日を楽しんでみてください。
次回、<やるべきことの「見える化」で、仕事の成果を確実に出す秘訣>に続く。
<TEXT/熊野森人>