出版社がIT企業に買収され、ブラック企業化。苦しんだ若手社員の末路
ウソの理由で会社に「退職希望」
「いくら好きな仕事でもこれは限界だな」と思い、会社を辞めることを決意した山本さん。次の就職先は決まっていませんでしたが、会社には「次の就職先が決まったので辞めさせてください」と嘘をついて退職します。
「ブラック企業で働いていても、良いことなんてひとつもありませんでした。人生は一度きりなので命を優先して次の会社に移ったほうが絶対にいいです!」
その後、転職活動はスムーズに進み、土日完全休みのホワイト企業からすぐに内定をもらえた山本さん。今では心身ともに健康に働けているそうです。構造不況が続く出版業界に、早く革命の風が吹いてほしいものです。
<取材・文/すずきおさむし>