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整形地獄にハマった元アイドルの主張「泣きながら“張ったエラ”を殴り続けた…」

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小学生6年生からのリプライで我に返る

整形

鼻に軟骨を移植した直後(※クリックでボカシなしの写真が見れます)

 腫れが引いた鼻は、思い描いた理想の形をしていました。前より「鼻先が硬い」以外は完璧。あれほど嫌いだった鏡を食い入るように見つめました。

 しばらく経ったある日、またまた懲りずに「顔が気持ち悪い」というリプライが。そのアカウントを見てみると、相手はなんと小学6年生の女の子。その時、ふと「今までなぜあったこともない人の言葉に傷つけられてきたのか」という思いが頭をよぎりました。

 死ぬほどの思いをして、家族に心配をかけ、そして貴重な大学生活はバイトしか記憶にありません。大事な夢を忘れて、顔を変え続けることに人生をかけてしまい、なんて自分は馬鹿だったんだろうと痛感しました。

 私が顔を変え続けている間、周りの大学生はサークルで仲間を作り、旅行し、恋をして、勉強をして……そう考えると、失ったもののあまりの大きさに後悔の念に苛まれました。

母に整形を気付かれ、号泣

 綺麗な顔になって、前から知り合いだった男性からの誘いも増えましたが、全く嬉しくありませんでした。外見は変わっても、全く中身の変わってない私に声を掛けてくるということは、「世の中所詮、顔」なんだと、人間不信になったものです。

 ある日、久々に帰省すると、母に「整形したの?」と聞かれました。私はとっさのことに言い訳できず、「うん」とだけ返答。母は今までに見たことのないほど、悲しそうな顔で「そのままであなたは充分可愛かったのに」とぽつりと言いました。

 その瞬間、どれだけ母を悲しませたのだろうという感情で胸が溢れてしまい、「ごめんなさい」と泣きながら、謝まることしかできませんでした。

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