史上唯一の“京大出身”プロ野球選手とは?超高学歴プレイヤー4人の現在
2)遠藤良平投手[東京大学→日ハム]
後に新人王を獲得した正田樹、長年にわたり日本ハムで活躍し今季限りで現役を退いた田中賢介……彼らと同期入団だったのが、遠藤良平だ。1999年のドラフト7位でプロ入り後、日本ハムでの2年間の現役生活で一軍登板は1度、打者1人に対し、安打を許したところでマウンドを降りている。
2001年、戦力外通告を受け、25歳で選手としてのキャリアは幕を閉じる。その後、球団職員としての要請があり、MLBへの研修留学を経て、日本ハムのフロント入りとなった。強化編成部長、ベースボールオペレーションディレクターなどを務めた後、現在はGM補佐に就き、強化、編成に携わっている
3)田中英祐投手[京都大学→千葉ロッテ]
2014年のドラフト2位という、上位指名で千葉ロッテに入団した田中英祐は、史上唯一、京都大学出身で卒業後にプロ入りを果たした選手だ。大学在籍時には1年時よりリーグ戦に登板するなど早くから頭角を現し、通算8勝を挙げベストナインにも2度選出されている。
期待が大きかったものの、現役生活は3年、一軍登板も2度のみ。プロ入り後は投球フォームを崩したことで実戦登板から離れた時期もあり存分に実力を発揮するには至らず。
最終年となった2017年にはサイドスローへの転向を図るも、一軍登板の機会が訪れないまま、戦力外を通告された。球界を離れた後、大学在籍時にも内定を得ていた大手総合商社の入社試験を受け、改めて採用が決まると、2018年よりそこで新たなスタートを切った。