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原辰徳監督の「FA人的補償」撤廃案。過去には19歳で放出された選手も…

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2019年はFAでの補強がなかった

 それゆえ、若手、ベテランとも人的補償として相手球団へ移った選手に対し、移籍後も特別な感情を抱くファンも多い。

その意味では原監督の「FAは足し算ばかりではない」といった言葉も当てはまるかもしれない。特に2018年の丸、炭谷獲得の際には巨人を糾弾するかのようなコメントがメディアに躍った。

 巨人は今オフにもFA戦線で2人の選手の獲得に乗り出したものの、いずれも断りを入れられ、獲得には至らなかった。だが、FAという制度がある以上、今後もこれまで通り積極的に選手獲得を試みることは間違いないだろう。

 今回の原監督の発言がこれからの野球界にどのような影響を及ぼしていくのだろうか。

<TEXT/佐藤文孝>

新潟県在住。Jリーグ、プロ野球、大相撲やサッカーW杯、オリンピックなど多くのスポーツの現場に足を運び、選手、競技から伝えられる感動を文章に綴っている

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