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ついにCMデビュー、年金に頼らない“自己防衛おじさん”が語る将来設計のコツ

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フリーランスで心がけていること

鉄平さんインタビュー

「セルフプロデュースができるタイプの人じゃないとフリーランスってできないと思うんですよ」と鉄平さん

――ご自身がフリーランスとしてご活動されていて、意識していることなどはありますか。

鉄平:セルフプロデュースですかね。個人的に思うのが、セルフプロデュースができるタイプの人じゃないとフリーランスってできないと思うんですよ。

 これは断言できるけどさ、芸能関係者でもなんでもフリーでやる以上は、自分をどれだけ客観的に俯瞰してみて、自分と世間、もしくは気にかけてくれるファンの人たちが何を求めてるのかってものを緻密に分析しながら、自分で自分をアレンジしていく。演出していく。っていうことができる人じゃないと難しいよね。

――ご自身でもそういったプロデュースをされているんですか?

鉄平:僕の場合、基本的にはTwitterで行ってますね。

――Peing(匿名で質問を募集・回答するTwitterのアプリ)なんかもやられてますよね。

鉄平:もともと知らなかったんだけど他の人が使ってるのを見て、なんだ、面白いじゃないって。こういう仕事をしているし、ひとつ興味を持っていただけるきっかけとしてどうかなと思って始めました。Peingでの回答を通じて興味を持ってくれればと考えてます。

――Twitterを運用されていて、反響はありましたか?

鉄平:実際に足を運んでくれた人もたくさんいますね。最近ではTwitterを見て15歳の学生さんが足を運んでくれました。SNSの影響力はやはり大きくなってきてると思います。

――最近では占いアプリやTVCMでの出演もあり、「自己防衛おじさん=占い師」のイメージも大きくなってきている気がします。

鉄平:あー、それは確かにありますね。

――ちなみに、将来的に今の知名度を生かしたビジネスや起業とかは考えてますか?

鉄平:起業ですか……自分発信で物事を発信するタイプじゃないんですよね。メニューを見てその中から選ぶタイプの人なので、起業は肌に合わないかなって思ってます。

人生のコツは「待つ」こと

――フリーランスでのご活動を踏まえて、ご自身の人生観を一言で表すとしたら、どんな言葉ですか?

鉄平:「人生、人任せ」だね。人に任せてるって言っても、人との関係って何かご縁が発生したから引き合わさって、その連鎖で広がっていくわけじゃないですか。だから僕は、ご縁が発生して任せられるような人が現れるまでは、目の前のことを淡々とやっていくしかないと思ってるんですよ。

――自ら進んで動くわけではないんですね。

鉄平:広く見ると「待ってる」という解釈にもなるかもしれない。人間って待つことが苦手な生き物ですけど、待てば良縁が発生することもあるので。良い作用もあるんですよね。

 待つっていうのは、時間の作用じゃないですか。でも時間は誰が操作してるわけでもないから、人間がその影響を受けないわけがないんですよ。どんなに試行錯誤しても時間が解決してくれることもあるので、待つことで物事を冷静に見ることもできるんです。そういった意味で、時間の流れや人の縁に任せることも大切じゃないかなって思ってます。

<TEXT/モチヅキサトシ>

bizSPA!取材班のライター。音楽と鉄道と銭湯が好き

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