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スポーツ観戦で使える英会話。一番安いチケットを何と言う?

コラム

「パブリックビューイング」でも伝わる?

パブリックビューイング

 時にはチケットが買えなかったけれど、とりあえず会場の近くに行ってみようという人もあるでしょう。

 すると、俗に言うダフ屋が「チケットあるよ」と声を掛けてくるはず。ダフ屋はどこの国にもいます。英語ではScalperと呼ばれます。多くの場合、このような転売は禁止されていたり、制限されていますので、十分に気を付ける必要があります。

 競技場内には入れなくても、最近ではパブリックビューイングがよく行われています。Public viewingとそのまま言われることもありますし、Public screeningと言われることもあります。日本をベースにした英字新聞はPublic viewingと書くことが多いですが、他の新聞などではLive screeningと読んだり、ただScreeningと読んだりしています。

 日本式な表現では「一緒に見る」イメージですが、Screeningだと「皆のために見せる」となります。どちらも意味は伝わりますが、視点が違うのも興味深いですね。

<TEXT/木内裕也>

会議通訳者、ミシガン州立大学研究者。アメリカ大衆文化、アメリカ史の研究を行うほか、国際一流企業、各種国際会議などの通訳を行う。またプロサッカーの審判員としても活躍。著書には『同時通訳者が教える 英語雑談全技術』『耳と口が英語モードになる同時通訳者のシャドーイング』(ともにKADOKAWA)など多数。英語で仕事をする人の応援サイト「ハイキャリア」にも執筆

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