ZOZOを買収したヤフーの社風って?ヤフー社員から見た職場満足度
労働環境にはポジティブな声
ZOZOは「ろくじろう」という1日6時間労働制度を導入、最低賃金を1300円にするなど、待遇を改善してきた。
一方で、ヤフーはどうだろう。年間2000万人が訪れる企業の口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」に寄せらせた口コミを紹介しよう。
はじめに紹介するのは非常にポジティブな内容の口コミだ。
「風通しがよく、働いているとなんでホワイトな会社かわかる。怒られることなく、相手を尊重することが普通。コミュニケーションしやすく、働きやすい環境。他の会社で働けるか心配になるほどホワイトだ。有給については100%問題なく自分が取りたい日に取れ、誰も何も言わない。ただ、普通に振替休日、年末年始休暇などが多いので、消化ができないこともある」(クリエイティブ関連職/30代前半男性/正社員/年収520万円/新卒入社/3~10年未満/投稿時に在職/2019年度に関する口コミ)
一方で、報酬については少々辛口な意見も寄せられている。
「報酬は安めです。昇給もありますが、上がり幅は大きくありません。役職者になると、やっとそこそこの報酬となります。営業職は事業目標に対しての達成率でインセンティブが出ます」(法人営業/20代後半男性/正社員/年収420万円/中途入社/3年未満/投稿時に在職/2018年度に関する口コミ)
出世コースについて「新卒の優先度は低い」の声
やはり労働環境、報酬ともに満足という理想的な職場は難しいだろう。最後に、出世についての口コミを紹介する。
「基本的には新卒の優先度はかなり低く、中途として入ってきたほうが良いポジションになるケースが非常に多く、給料も高い状況です。また、全社的に営業よりもエンジニアに対して良心的な会社で、エンジニアの方が給料も高い上に、上のポジションがつかえてなく出世がしやすいような会社となっております。新卒から出世するケースはかなり稀で、政治力が割と高い人があがっていく傾向が高いように見受けられます」(代理店営業/20代前半男性/正社員/年収600万円/新卒入社/3年未満/投稿時に退職済み/2017年度に関する口コミ)
世間を驚かせた今回の買収劇。ヤフーとZOZOのタッグで今後どのような革新的なサービスが生まれるのか注目だ。
<TEXT/菅谷圭祐 データ/キャリコネ(運営:グローバルウェイ)>