タワマンの「良くないウワサ」にぶっちゃけて答えてみた
みなさんこんにちは、のらえもんです。
私は東京湾岸エリアのタワーマンションに住んでいます。タワーマンションという世界は不思議です。通常、最上階に近づくほど1平米あたりの単価が高くなり、最上階になるととんでもない平米単価設定になるのですが、最上階は下の階よりも部屋が広く作られているのです。
つまり、平米単価が高いうえに部屋が大きいので、掛け算でとんでもない値段になります。タワーマンションによっては、ワンルームや1LDKといった狭い部屋もありますから、最上階の一番広い部屋と地上に近い1LDKの部屋の単価差は10倍では済まないことになることもしばしばです。
例えば、先日横浜の赤レンガ倉庫近くで分譲された「ザ・タワー 横浜北仲」。最上階212平米のお部屋が8億円(!!)、一番狭い1LDKのお部屋は44平米で4500万円ですから、平米単価差で3.7倍ですが、お値段はざっくり18倍近い差となります。
所得も階層も全く違う人たちがひとつ屋根の下に住んでいる、そうした奇妙な世界となるのです。(ちなみに高級住宅街で有名な東京都大田区田園調布5丁目には駅前から立派なお屋敷が並んでいますが、よく観察するとアパートも混在しています。立派なお屋敷とアパート、賃料の差は18倍以下です)
ということで、よく耳にする「タワマンのあまり良くない噂」にちょっとガチめで答えてみました。
Q.「その中ではさぞかし、格差が存在しているんでしょう?」
はい、確かに存在しますし、容赦なく可視化されます。
たとえば、僕が国産ファミリーカーを駐車場に入れるとき、隣では顔見知り経営者のパパ友がメルセデス・ゲレンデヴァーゲンの駐車待ちをしている、そういう世界観ですよ?
当然車庫待ちの途中で、やぁやぁと声をかけられます。
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