自宅で働けるテレワーク。導入しても、実施は「週に0日」が7割
最近よく耳にする「テレワーク」。これは政府が推奨する「働き方改革」のひとつで、情報通信技術を活用し、自宅などでの就業を可能とするものです。
関心を持つ人も多いようですが、実際のところ、社会的な普及がどこまで進んでいるのか気になりますよね。
総合人材サービス・パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社のコーポレートベンチャーであるワークスイッチコンサルティングは、1都3県で勤務するビジネスパーソンを対象に「通勤」と「テレワーク」に関する実態調査を行いました。
通勤に満足していない人が約4割
普段の通勤について、どの程度満足しているかという質問には、「満足している(非常に満足、やや満足)」が全体の37.3%なのに対して、「満足していない(まったく満足していない、あまり満足していない)」が39.8%という結果になりました。
これだけを見ると、両者ほぼ同率に見えますが、対象を通勤時間が60分以上かかる層に限定すると「満足していない」が65.8%にものぼり、通勤にかかる時間の長短が「満足」「不満足」に大きく影響する要因であることがうかがえます。
通勤時間を短縮するための有効手段は「引っ越し」
現在の通勤時間を短縮するために、有効だと思う方法を、すべてお知らせくださいという質問に対し、1位が「職場近くへの引っ越し」(266人)、2位が「時差出勤」(190人)でした。
「テレワーク」を挙げた人は171人で3位となったことから、「仕事は職場へ通ってするもの」という固定概念を多くの人が持っていることがわかります。
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