貯金箱の使い方でわかる「いつまでも仕事が進まない人」の特徴
仕事が早い人は貯金箱に五百円玉から入れる
これは貯金箱の原理に似ています。
貯金箱に1円玉を入れられるだけ入れた後、さらに500円玉を入れようとしてもほとんど入りません。1円玉が小さいため、スキマなくぎっちり入っているからです。反対に、500円玉を入れられるだけ入れた後、1円玉を入れようとすると、結構な量が入ります。
500円玉は大きいため、間にスキマが生まれやすく、1円玉の小ささであれば、そこに入り込むことができるからです。 同じ容積なのに、入れる順番を変えると入る量(結果)も変わるというわけです。仕事も同じです。
1日24時間という時間を変えることは、誰にもできません。この限られた時間を有意義に活用するには、まとまった時間、高い生産性が必要な仕事を先に片づけ、さほど手がかからない仕事を合間に片づけるほかないのです。
断ることも時には必要。大切なのは断り方
「先輩やお客様に頼まれたことは断れない……」という人は、言い方を換えることで解決できます。たとえば上司から「C社に○○の資料を送っておいて」 声をかけられたとします。それに対して、「いま忙しいので後でやります」などと言うと、当然、上司は気分を害するでしょう。
しかし、「はい、わかりました。ただ、今は来月のA社のコンペの準備をしているので、16時頃にお送りするかたちでもいいでしょうか」と言えば、コンペの重要性を上司も理解していますから、「もちろんいいよ」と納得してくれるはずです。
仕事はタスクの数を減らすことより、集中力の必要性を意識して仕事配分を考えることで“仕事肥満体質”から脱却できるのです。
<TEXT/吉田幸弘>
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