家賃40万円!美人起業家のタワマン生活は「めっちゃ地味です」
小手先の話を聞いても意味がない
また、ビジネス初心者が陥りやすい罠について、大神さんはこう語ります。
「初心者ほど個別論に飛びつきたがる傾向にあります。株の世界だと『どの銘柄が儲かりますか』や、宿泊業だと『どこの行政が許可取りやすいですか』。ただ、小手先の話を聞いてもあまり意味ないんですよね。
大事なのは、ちゃんと1つひとつ積み重ねて土台を固めること。目先でオイシイ情報をもらってショートカットしようとしても、実際にはそう甘くはありませんから、結局は成果に繋がらない。結果的には、それが事業を長く安定して成長させていけることに繋がると思います」
優雅に見えるタワマンライフの裏には、泥臭い努力の積み重ねが存在していました。
休日はもっぱら部屋で読書
そんな彼女は、プライベートについても「めっちゃ地味ですよ」と語る。
「休暇は外で遊ぶより、仕事に役立ちそうなビジネス書を読んで過ごしてます。もともと読書が好きなので、勉強というより趣味の延長です。あとは景色を見ながら一人でボーっとしたり。あまり飲み会は好きじゃないので、ワイワイした集まりにはほとんど行かない。
食事も、忙しければパンを買って食べるだけのことも多いですし、夜は会食がなければ、惣菜を買ったり適当に済ませます。時間を使いたくないので自炊は一切しないです」
世間が想像するキラキラ生活とは程遠い様子だ。住居に関しても、あくまで「自分が長く過ごす空間は居心地の良いものでありたい」との考えに基づいた選択で、SNSでのマウンティングなども興味ないそうです。
「私ってモノより空間や時間に価値を感じるんですよ。だからショッピングもあまりしないし、流行りにも疎い。ここは、部屋からの夜景と、東京湾を行き来する船のライトが眺められるのが決め手です」
派手な風貌に反して、意外にも「部屋で引きこもる」タイプでした。
<取材・文/栗林篤>
【大神麗子】
民泊ビジネスの第一人者として、民泊の投資・運用・企画・アカデミー主宰・執筆・講演・コンサルティングなどの事業を行う。著書に『民泊2.0』『買わない不動産投資 ドル箱宿泊所』(みらいパブリッシング)「大神麗子公式ホームページ」更新中