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注目の美人キックボクサーは「初の敗戦」をどう乗り越えたか

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生まれて初めて続けられているもの

小林

当はストイックなことって苦手

――ストイックだけど天然でもある、と。

小林:でも本当はストイックなことって苦手なんですよ。10代の頃はバレーボールをやっていたけど、いつも葛藤があったし、現実から逃げてばかりいました。

 そんな私が生まれて初めて続けられているもの、それがキックボクシングなんです。今のジムには、プロで活躍している女子の先輩選手が何人もいて、代表や会長も親身になって教えてくれますし、仲の良い後輩もできた。

 もしも環境がまったく違っていたら、途中でキックをやめていたかも知れません。だから今は、毎日が充実していて本当に楽しい。

――そうですか。では最後に、今後はどんな展開を描いているでしょうか。

小林:総合格闘技のRIZINで活躍しているRENA選手を筆頭に、まだ戦ったことのない強いキックボクサーが国内にいます。ワタシ的には、どこのリングであっても上がる覚悟はできているので、団体問わず、とにかく強い選手と試合をやりたいです!

実際に小林選手のキックを受けることに…

小林

取材後、得意技ミドルキックをミットで受けた筆者。男性であっても、一発で悶絶KOさせるだけの威力だと感じた

 そう語っていた小林選手だが、7月5日東京・後楽園ホールで開催される「RISE 133」では、なんとまさかの計量オーバー。残念ながら、その試合姿を拝むことは叶わなかった。

 7月4日には自身のツイッターにて「前日の計量、本日の計量ともにクリアすることができず、失格となり試合中止となりました。対戦相手の佐藤選手、本当に、本当に申し訳ございません」と謝罪。

 ファンからは厳しい言葉が飛ぶ一方、「とにかくメンタル、身体が大事です。次に切り替えましょう」「愛三さんの体が一番大切です。ゆっくり体を休めて欲しいです」と気遣う声も。

 女子格闘技界のスター候補、小林愛三。新たなるファイトに期待したい。

<取材・文/永田明輝 撮影/山田耕司>

気候変動が進む地球の環境問題どうにかして。そんな雑食系ライター

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