もうひとつのW杯「独立サッカー連盟」国際大会を紛争地域でサラリーマンが観戦してきました
私がこの大会を知ったきっかけは、2016年5月に未承認国家であるアブハジアへ旅行した際、偶然現地でこのワールドカップが開催されていたことです。
アブハジアはジョージア(グルジア)の一部とされていますが、ロシアの支援を受け、長い紛争期間を経て、独立状態にあります。
現地料理のお寿司を食べていると“ある奇跡”が
黒海に面するロシア人のリゾート地として復興が進んでいるものの、日本をはじめ、多くの国には独立国として承認されていないため、FIFAに加盟できません。
そのため、アブハジアはCONIFAに加盟し、ちょうど2016年大会の開催国でもありました。
スタジアムに入りすぐ「昨日、そこでお寿司食べてましたよね、twitter見ましたよ」と日本語で話しかけられて驚いたりしつつ、観戦の準備をしました。
いよいよ試合開始! 対戦カードは?
この日の対戦カードはUnited Koreans in Japan(在日コリアン)と、Székely Land(ルーマニア中部に住むハンガリー人代表)の試合でした。
United Koreans in Japanは、日本では「FCコリア」というクラブ名で、社会人リーグである東京都リーグに所属しています。
日本人選手もプレイしていますが、主に在日コリアンを中心としたクラブです。また、沖縄のサッカーチームを目指す琉球代表のスタッフも同行していました。