日本一売り上げるキャバ嬢・エンリケが教える「大金を稼ぐ働き方」
ピンチは常にチャンスに変えられる
さらに毎日の集客状況や成績メモをノートに書き残すという。
「お店以外でもブログやインスタを見て来てくださる方も多いので、毎日のフォロワー数や投稿記事のアクセス数もメモります。意識して研究することで、より効果的な使い方を考えられるんです。あと一日の終わりに、どんな些細なことでもいいから、自分のことを褒めるのが大切です。失敗したら反省するのは大切ですけれど、褒めることはもっと大切。自画自賛したまま寝るほうがスッキリします」
そう話す彼女だが、数年前には大きなピンチも経験したそうだ。
「当時は目先の売り上げばかりで、太いお客さましか見ていなくて。何人かが“切れた”ときにナンバーワンから陥落しました。そこから半年間はプライドも捨てて新規のお客さまに『落ちたな~』とか言われながらも、猛烈に接客したんです。その失敗から、『100万円使ってくださる1人より、10万円を使ってくださる方が10人』いたほうが、長期的には売り上げが伸びると学びました。足りないことが見えたというか、ピンチは常にチャンスに変えられるんです」
媚を売ることは悪いことじゃない
そんなエンリケ氏は、今年11月をもって夜の世界を引退すると宣言している。もしその後、昼職に就くなら、会社員としてどう行動するのだろうか?
「まずは敵をつくらないように人間関係を築くことから始めて、上司に言われる前に自分にできる仕事をこなして上司に好かれること。飲み会は絶対参加します。そういう場こそ距離を縮めるチャンス。媚びを売るのは悪いことじゃないし、それが大きなリターンに繋がることもあるんです。何事も急に数字を上げるのは無理なので、毎日の積み重ねが大事なんです」
周囲の人間を的確に観察しつつ、戦略を備えることが将来に大金を稼ぐ布石となる。
[小川えりの稼ぐ思考]
・苦手な相手にこそ飛び込む
・生活習慣やタスクをルーティン化
・反省よりも自分を褒める
【小川えり】
名古屋にあるキャバクラ店「アールズカフェ」在籍。近著に『日本一売り上げるキャバ嬢の億稼ぐ技術』(KADOKAWA)が発売中
― [稼げる人]の思考法 ―