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キャバ嬢の整形費用は経費として計上できる?判断基準を税理士に聞く

コラム

アルバイトのキャストでも経費にできる?

 キャバ嬢とはいえ、立派な個人事業主です。そうなると、税務署による税務調査が入るかもしれません。調査があったときは、確定申告した経費が、いかに仕事で必要であったかを証明する必要があります。

 整形による美貌が商品そのものと、調査官を納得させなければなりません。この調査で折り合いがつかない場合は、いろいろな手続きを経て裁判になることもありますが、さすがにそれは現実的ではありません。すべてのキャバ嬢の美容整形費用が、経費になるかというと、それは難しいです。

 では、そのどのような人はNGなのか。主にバイトレベルでキャバ嬢をしている人や、昼職との兼業でキャバ嬢をしている人です。もっとも、彼女らが絶対NGという線引きはないため、あくまで相対的にキャバ嬢専門でやっている人に比べて、キャバクラ収入が低いことが理由のひとつです。

 整形によって、どれだけ収入に効果があるのかというところもポイントになりそうです。覚えておいて損はないです。

<TEXT/水村耕史(@KoujiMizumura)>

税理士。Switch税理士法人をはじめとするSwitchコンサルティンググループの代表。 20代開業税理士として企業の税務・経営相談を行なっている

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