港区女子”の名門大生が語る「2万円もらってもパパ活とは違う」理由
この頃、よく耳にする「パパ活」という言葉。若い女性が年上男性と食事やデートをする見返りに2万~3万円の“支援”をもらう行為で、雑誌の特集やドラマも数多く制作されています。
パパ活女子の生態として、六本木や西麻布などの港区によく出没し、クラブ通いなど華やかにお金を使う「港区女子」のイメージが近く、ひょっとしたら「パパ活=港区女子」が定着しているかもしれません。今回は足繁く港区に通う「港区女子」に“パパ活”について話を聞きました。
名門大学生が月3回六本木に通う理由
お話を聞いたのは、「パパ活しない派」の津村みなこさん(仮名・22歳)。都内の名門大学に通う大学3年生、地元の友人やサークル仲間などと月に3回は六本木に繰り出しています。
「六本木には、いろんな人が集まるクラブのイベント日や、金曜日に行くことが多いです。最初はメゾ(MEZZO TOKYO)で軽く飲んで、そこから西麻布のMuse(クラブ)やエーライフに繰り出して、ちょっとゆっくりしたいなってときはR2に行ったりもします」
MEZZOは賑やかにお酒をのむ立ち飲みバーで、Museとエーライフはがっつりクラブ、R2はしっぽり飲める高級志向のバーラウンジ。こう聞くと、雑誌『東京カレンダー』の表紙にあるようなお金持ち男性の影がチラついてしまいます。
六本木に来るのは自分が楽しみたいだけ
しかしながら、彼女たちは六本木で遊ぶ=「パパ活女子」とは全く別のところにいるとか。
「よく『お金もかかるのに何で六本木やクラブに行くの?』と聞かれますけど、六本木に行くのは日常を忘れてパーっと楽しみたいから。例えばクラブに行くのは大音量の中でお酒片手にたばこを燻らすのが楽しいからで。ちょっと高級感のあるバーラウンジに行くのは、ラグジュアリーな雰囲気を楽しみたいから。おじさんからお金をもらいたいわけではなく、空間を楽しみたいだけなんです」
今どきの22歳にしては、だいぶ大人びた言い方ですが、にぎやかに騒げるクラブなら、渋谷や新宿でも見つかりそうです。なぜあえて六本木なのでしょうか?
「確かにクラブやバーは渋谷、新宿界隈にもありますが、私たちは求めている客層が違うんです。渋谷のクラブはナンパ箱で、それ目的に来ている人が本当に多い。しかも、渋谷という土地がら、若い人が多くて、あまり落ち着けないんです」