給与に惹かれ、悪徳業者と知らずに入社…転職初心者が気をつけること
試用期間でクビになった理由とは?
試用期間の3か月間で辞めようと決心し、再転職を考えていた勇気さんだが「試用期間でクビになりました」と言う。
「僕、喫煙者なんですが、健康商品を扱う会社なので、イメージを考えて『吸わない』って面接では答えたんです。でも、こっそりタバコ吸ってたのがバレてたみたい。まぁ、結果オーライとも言えますが」
タバコだけでクビ!? 曲がりなりにも代替医療メーカーだけにそこは厳しいと思いきや……。
「どうなんでしょうね。僕はただ、直属の上司や会長が、タバコ嫌いなだけという気がします。何の未練もないので、追及はしていません。結果的に自主退職を促されて応じただけです。
それよりA社にかかわったのが短期間で本当に良かったと思います。試用期間だけで退職したら、履歴書に書かなくても良いって言いますもんね」
試用期間中の退職について、履歴書記載の有無は本人の判断に任されている。もちろん発覚したときのリスクは承知しておくべきだ。
幸運なことに勇気さんは履歴書に記載しなかったが、「特に問題はなかった」という。転職の際に条件面を重要視する人も多いが、その会社のビジネスモデルや、経営方針は事前に調べておくべきだろう。
<取材・文/白戸ミフル イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust>