“消滅可能性都市”から発信する「ふたり出版社」夫婦の挑戦
地域に密着した取り組みを行うことの意味
――過去にやった「逗子ブックフェア」のような、地域に根差した取り組みは今後も行っていく予定ですか。
シンゴ:三浦に特化した本をこれから作ろうと思っています。その第1弾として三浦で生きる人たちをテーマにした写真集『南端』を出したんですけど、第2弾として春頃には、小説家のいしいしんじさんによる三崎を題材にした本を出す予定です。
あとは本と屯で定期開催している、三浦の未来を文化的アプローチから考える「港の学校」というトークイベントを開催しています。
――たまたま移住したけど、今は三崎に対する思い入れも強いという?
シンゴ:そうですね。住む場所、帰る場所になれば、商店街の人たちとか、真っ暗で静かな海とか、愛着が生まれてきました。
消滅可能性に指定されるくらい、人が減ってるのは明らかだけど「そう簡単に消滅させないよ」って思うんです。これも“三浦は消滅可能性都市”なんていう人たちに対するアンチテーゼですかね。
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→インタビュー後編<愛する人と仕事をするってどんな感じ?夫婦で出版社を営む2人に聞いてみた>に続く。
<取材・文/石井通之>