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「女性が活躍中の職場」に男性が応募するのはムダ? 企業の本音をプロに聞いてみた

学び

 新しい年に入り、「今年は去年と違うことをしたい」などとアバウトな抱負を打ち出すのは筆者だけでないと思います。

 ビジネスパーソンが去年とは違う年にする、一番手っ取り早い方法は、生活の中心である「仕事」を変えることではないでしょうか? 実際に転職に向けて行動に移している人もいるはず。

履歴書

写真はイメージです(以下同じ)

 しかし、転職サイトをチェックしながら「この条件で自分が応募してもいいのだろうか……」「ブラック臭がする……」などと悩むこともあるはず。そこで今回、某求人サイトを運営する企業で働くAさんに、企業が打ち出す求人の本音と建前について聞いてみました。

「女性が活躍中の職場です」←男性が応募しても無駄?

 求人サイトを見ていると、「女性が活躍中の職場です」といったワードと遭遇することがしばしば。

 男性の求職者で、「あ、この仕事良いかも」と感じた求人にこの文言が記されていると、応募できるのか迷います。ネット上でも「女性が活躍中と書いてある求人に、男性が応募してもムダなのか?」という質問がいくつか掲載されていました。

 前出のAさんに、この手の求人についての企業側の本音を聞いてみると、このような答えが返ってきました。

「女性に来てほしくて書いてあるので男性応募は想定していません」(Aさん)

 一切の忖度なしにこう言い切ります。差別などの問題で「男性はお断り」や「女性のみ応募可」と書くわけにはいかないので、やんわりとした表現で男性からの応募をけん制しているようです。

 男性は100%不採用で、応募してもまったく意味がないとは思いませんが、女性を求めているハードルを越えるだけの能力や実績がない限り勝ち目はないのかもしれません。

「経験者優遇」←未経験者は応募できる?

男性の面接シーン

「経験者優遇」と書かれている求人も多く見かけます。

「優遇」という言葉を調べると「手厚くもてなすこと。優先的に扱うこと」とあるので、未経験者が応募をするのは何も問題がないでしょう。ですが、「経験がないしどうせ受からない」などと尻込みをする気持ちもあるはずです。

「優遇とあるので一応、未経験応募の余地はありますが、未経験の人を検討する気持ちは、経験者検討100として20くらいなので、相当目を引く優秀さや何かがなければ書類選考を突破できないと思います。ただ、経験者の応募数が少ない場合は上記の限りではありません」(Aさん)

 言葉の通り、やはり経験者が圧倒的に有利であることには違いないようです。それにしても検討20とは、なんだか勝ち目がほとんどないような気もします……。このような求人に応募を考えている方は、しっかりと戦略を練って選考に挑むのが吉でしょう。

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