コンプレックスを武器にする思考法。渡辺直美、トレエン、CHAI…
女性は男性の顔の良し悪しを考慮に入れない?
コンプレックスを抱えているのは女性だけではありません。男性も多くの人が、自身に何らかのコンプレックスを抱えていることでしょう。
メンズクラシアが調査をした「男性の見た目とエステ」によると、約4割の男性がイケメンではない自分の顔にコンプレックスを持っていることが分かっています。
ただ、女性が最も恋愛対象外と感じる男性の要素は「不潔感がある」(87.21%)であると回答し、ダントツで高く、逆に男性の多くの人がコンプレックスに思っている「イケメンではない顔」と回答した人は、最も割合が少ないという結果が出ています。
女性は男性の外見に対しては最低限の身だしなみ程度しか求めておらず、顔の良し悪しよりも内面的な魅力に注目しているようです。男性であれ、女性であれ、自信がみなぎっている人はそれだけで魅力的に見えてくるものです。
20~30代男性のコンプレックス第1位は「顔」。しかし、6割以上の女性が「イケメンよりも“デキる男”と恋愛したい」という結果に。
ボディポジティブの考えに多くの人が共感
「コンプレックスを可愛いと思えたら、ほんとうに強いよなあ」
「自分が学生時代にCHAIに出会えてたら人生変わってたかも」
「自分で自分を受け入れることができたら、幸せになれそうだなあ」
インターネットでは、コンプレックスを武器にするボディポジティブの考え方に共感の声が多く寄せられていました。
薄毛というコンプレックスを武器にして、芸人として活躍しているトレンディエンジェルの斎藤司さんも番組にゲストとして出演しました。
「コンプレックスを持っている人にどのような対応を取るのかというのは、その人の人格を見るリトマス試験紙になる」「可愛い、きれいだね、と言う人は世の中に絶対にいる」と番組の中でコメントし、その言葉に勇気づけられた視聴者も少なくなかったようです。
新しい時代を目前にして、価値観もアップデートする兆しが見えています。
<TEXT/湯浅肇>