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DNAの相性で恋人探し? テレビで話題の「婚活パーティ」に参加してみた

コラム

「DNA相性度」がきっかけに盛り上がる場面も

 気づいたのですが、仮面をかぶっていると顔は気にならなくなるものの、それ以外が異常に気になるようになります。

 特に男性が気をつけるべきは“清潔感”です。普段から「清潔感はイケメンに勝る」と断言している筆者ですが、仮面をしていると顔が分からないので顔以外の部分、髪だったり服装だったり手だったりが、見た目の判断基準となります。

 もちろんDNAの婚活なので、その相性を判断基準にしたいところなのですが、どんなに相性が良くても生理的に受け付けないタイプとは恋愛したくないですよね。

 私は運が良かったのか、写真の通り相性度が80%以上の男性が7人中5人もいたのですが、相性度が高くても、清潔感のなさが気になる人とは、会話に集中できませんでした(筆者が潔癖なのも大きいですが)。

遺伝子相性度カード

遺伝子相性度カードはこんな感じ

 逆に相性度は悪かったのですが、ピシッとしたスーツで笑った時のキレイな白い歯が眩しい、清潔感漂う男性は好印象でした。でも今回は相性度低いから、そもそも恋愛対象にされないかしら……と断念。

トークタイム終了。果たしてマッチングしたのか?

 そうして7人の男性と他愛もない話をしてるうちに、あっという間にトークタイムは終了、最後のカップリングタイムに。男女それぞれ第2希望まで気に入った相手の番号を書いて、マッチングしたカップルを発表します。

 成立したカップルは2組。7組中2組なのでなかなか良い確率ではないでしょうか?

「DNAの相性度は決め手になったのか?」という質問に対して、ある参加者が「それだけではないが、相性度が高いとテンションも上がるのできっかけにはなった」と答えていたのが印象的でした。

 婚活といえば合コンが主戦場の筆者ですが、DNAの婚活は効率的だし、目新しさを感じる一方、ちょっとロマンがないかなとも。

 主催の恋愛・婚活マッチングサイト「DNA COMPASS」を運営するDNAソリューションバンク株式会社代表の田北哲也氏からの話では「今後はDNAでの婚活の一貫として、着古したTシャツを男女で嗅ぎ合うというフェロモンパーティなるイベントも開催予定」とのこと。

 マッチングアプリが市民権を得てきている昨今、根本的なマッチングという意味では「DNAの婚活」は興味深いですよね。遺伝子レベルでの相手探しが当たり前になる時代は来るのでしょうか?

<取材・文/白戸ミフル>

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