クラフトビールってそもそも何だ?キリンの代官山工場で試飲レポート
「とりあえずビール」
居酒屋でこう言えば、ジョッキになみなみと注がれたビールが出てきて、お通しの枝豆を食べながら宴会が始まる。それは楽しいひとときですが、毎回同じような流れを踏む予定調和にはそろそろ飽きていませんか?
ビールって、メーカーによって味が違うのは分かるけど、言ってしまえばそれだけ。ワインに比べると、赤・白・産地などの違いも分かりづらいです。居酒屋で楽しむことが多いからかなんとなく古風なイメージだし、合う料理も限られていそう。
結局よく分からず、いつも無難な甘いカクテルを頼んでしまいます。
醸造施設を見ながらビールが飲める、超絶オシャレ空間
そんな私(筆者)のような、ビールに興味が薄い人に新しいビールの世界を教えてくれるお店「スプリングバレーブルワリー東京」がリニューアルしたと聞いて、東京・代官山にやって来ました。
キリンビールが手がけるスプリングバレーブルワリー株式会社(以下、SVB)は、さまざまなビールの楽しみ方を提案してくれます。
お店に入ってまず驚いたのは、ガラス越しに見える釜やタンク・樽などの巨大な醸造装置。SVBでは、提供するクラフトビールのほとんどをお店の中で作っているそう。今回のリニューアルで「醸造の可視化」をしたことで目でも楽しむことができ、ビールがより身近に感じられるようになりました。
1階はカウンターをリニューアルして気軽に楽しめるパブ風へ、2階はさまざまなニーズに対応できてゆったり楽しめるレストランとしての空間へとそれぞれパワーアップ。テラス席も従来の1.7倍の広さに。
洗練された空間でありながら開放感があるので、緊張しがちな私でも不思議とリラックスできました。
この日は記者説明会。クラフトビールの試飲と、それに合う食事の試食をさせてもらえたので、レポートします。