「お兄ちゃん助けて!」妹を守ろうと一肌脱いだ兄、結局助けなかったワケ
ストーカー行為とまではいかなくても、度重なるメールや電話を受けることはとてもストレスを感じます。ただ、そこにはさまざまな要因があり、ひとえに執拗な接触を行う者が悪いとは限らない場合もあります。
今回は、ヨガインストラクターと生徒の間で起こったエピソードを紹介します。
困った妹になりすました兄
今回話を伺った風磨さん(30歳・仮名)には、5つ下のA子さんという妹がいます。そのAさんは男性向けのヨガインストラクター講師していて、彼女のヨガ教室宛に最近生徒から執拗なメールが届いているのだとか。
「その生徒さんは、A子のプライベートのLINEを要望しているらしく、困ったA子が僕にLINEで相談してきたんです。どうすべきか迷ったのですが、その生徒さんのLINEを僕に教えるよう言ったんです」
風磨さんはA子さんと相談の上、A子さんになりすまし、彼女を困らせている男性と直接やりとりすることで解決しようと考えたそうです。
男性から返された意外な事実
男性の連絡先を登録し、さっそくLINEで連絡を入れた風磨さん。ところが男性からは的を外れなLINEメッセージが返されたといいます。風磨さんは想定外の事態にとりあえず相手の言い分を確かめることにしたそうです。
「どうやらA子は男性に対して受講コース追加の見返りにデートをするという特典を付けていたようなんです。その上、それだけにとどまらず、ウェアやDVD教材などの物販についても購入の見返りをほのめかしていたそうなんです」
最初は妹になりすましておいて、相手の問題行動を確認した時点で身分を明かし厳しく成敗するつもりでした。ところが全く想定外な返事が返ってきて驚きを隠せいない風磨さんは、とりあえず会話を中断し改めて連絡することにしたそう。
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