20代のメガネ選び、相場はいくら?プロが教えるかけ方、選び方
「このメガネ、本当に俺に似合ってる?」
メガネユーザーなら、誰しもが一度は抱くこの疑問。さりとて、メガネって正解が分からないから、“なんとなく”で選んでしまうんですよね。
しかし眼鏡スタイリストの藤裕美さんは、正しくメガネを選ぶことでたくさんのメリットがあると語ります。
メガネにまつわるこんなモヤモヤが解決できる!?
1.そもそも似合っているか分からない。
2.目も身体もなんだか疲れが取れない……。
3.数年使い続けているメガネの、買い替え時が分からない。
4.最近、レンズを拭いてもきれいにならない。
5.仕事がデキる人に見られたい。
6.とにかく今よりモテたい!
多くのメガネユーザーが、「なんとなく気になる、けど誰にも聞けない」と抱えるモヤモヤたち。最後の方は単なる願望のようにも思えますが……、藤さんによるとメガネを正しく選び・掛けることで、すべて解決できる可能性があるんだとか!
「近年、メガネが安価に買えるようになったためか、雑貨感覚の方が増えたように思えます。そもそもメガネは矯正器具であり、ファッションアイテム。メガネにこだわると、視力・身体の不調が改善されたり、外見・気持ちまで変わったりと、いいことずくめです。いわば“人生を変えるモノ”なんです」
“メガネは顔のど真ん中”! 気にしないのはもったいない
「買い換えるのももちろんいいですが、その前に今のメガネを正しい位置にフィッティングするだけでも印象は変わります。
メガネには天地(レンズ上下の長さ)の狭いものと広いものがあって、それぞれにベストな掛け位置が少し違います。まず狭いものは、目がレンズの真ん中にくるのが基本。
対して、広いものは真ん中より少し上に目がくるようにしましょう。普段下がり気味に掛けている方なら、位置を正すためにメガネ店で再度フィッティングしてもらうだけで同じメガネがきちんとした印象になります」
また、使い古したメガネの替え時について、
「フレームが劣化したら買い替えましょう。セル(プラスティック)素材は白っぽくなったら、金属素材はメッキが剥げたら、が具体的なサイン。そのまま使っていると、少しだらしなく見えてしまうのでもったいないですよ。
もし、フレームがお気に入りで使い続けたい場合、セルなら“磨き直し”、金属なら“メッキ交換”をすることもできます。ただし、素材と劣化具合によってできないこともあるので、どうしてもという方はメガネ店に相談してみてください」
さらに、拭いてもキレイにならないレンズには原因があるそうです。
「拭いてもキレイにならないレンズはぜひ交換を。レンズに施されたコーティングが、長期間の使用や熱の影響で剥げている可能性が大きいです。また、フレームが曲がったままや、鼻当てが取れたまま使っている方も修理が必要。
光はレンズを通過して目に入るので、コーティングの剥げやフレームの歪みは、目と身体に大きな負担をかけます。自分で無理に直そうとせず、お店で修理してくださいね。本当に愛着のあるメガネは、修理をしながら他のメガネとローテーションして使うと長く使用することができますよ」