悪気のない友人からの「ネタバレ報告」にキレかけた男性を救った“一言”とは
映画やテレビ番組などの展開や結末などを、ネットやSNSで明かす行為「ネタバレ」がよく話題に上がります。なかには内輪で勃発したネタバレで、一悶着あってしまうことも。
今回話を聞いたのは、食品メーカーに勤める大樹さん(仮名・29歳)。大樹さんの趣味は隔週更新されるスマホ小説を読むことで、その中でも特に推理小説が好きだそうです。とくに最近では推しの作品があり、その更新を心待ちにしています。
推しの小説を読む至福の時
そんな大樹さんには、学生時代から時折LINEで作品の感想をLINEで共有している、Tさんという親友がいるそう。
「僕は初めて読んだ時のインパクトを作品の評価基準にしてるんですが、Tさんは繰り返し読むことでさまざまな気づきを得ることを大切にするタイプなんです」
お互いに自分とは違う視点からの感想が出るため、会話はいつも盛り上がるそうです。
同僚の小説フリークと意気投合
ある日、大樹さんが会社の昼休みに休憩室で、例のスマホ小説を読みふけっていると、ちょうどそこにやってきた同僚のKさんが話しかけてきました。真剣にスマホを見つめる大樹さんの様子を見て気になったようで、自身がスマホ小説を読んでいることを告げると、Kさんは目を輝かせたそうです。
「Kさんは、『スゲー! これすごい便利ですね!』とスマホでも小説を楽しめることを知って興味津々でした。実はKさんもかなりの小説フリークで、興味を持ってもらったことが嬉しくなりました。そこでお互いに感想をLINEで共有しようと提案しました」
それから数日経った夜にスマホを見ていると、大樹さんが推している作品の最新話がようやく更新されていました。ここ数話では色々な事件が立て続けに起きていたため、大樹さんはワクワクしつつ早速閲覧することに。するとそこへ同僚のKさんからLINEの通知があったそうです。しかも、その通知の冒頭には事件の容疑者らしき名前とあらすじのような文言があったといいます。