仕事ができない人ほど対応が遅い。“99%の人”がしていない仕事のコツ
がんばっているのに評価されない……。真面目に取り組んでいるのに成果が上がらない……。そんな悩みを抱えているビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。
コロナ禍でリモートワークが促進され、以前より仕事の「経過」より「結果」が重視されるような風潮もあり、いかに効率よく効果的な仕事ができるかは、これからのビジネスパーソンに避けては通れない命題と言えます。
今回の記事では、人材育成の専門家としてミリオンセラー著者でもある河野英太郎さんが、これまで自身が同じように悩み、工夫しながら解決してきた仕事のノウハウを余すところなく伝えた『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ 決定版』より、今日から実践できる仕事のコツを紹介します。
優先順位を決めれば「絶対に後悔しない」
限られた時間の中でスケジュールが重複し、どちらに優先順位を置くか迷ったという経験は、皆さんにもあると思います。時間の使い方を考えるとき、この「迷う」という時間ほどムダなものはありません。
このようなとき、いち早く意思決定でき、かつ絶対に後悔しない決め方のコツがあります。それは、「自分の中で前もって明確な優先順位を決めておく」ことです。
例えば、私の場合は絶対的なナンバーワンとしてまず家族を置いています。続いて自分が担当しているお客様、次にチームメンバー、次にチームメンバー以外の仲間……といった感じです。ちなみにそれぞれの中でもさらに細かく優先順位を決めています。
忙しい朝も優先順位を決めて行動
私はこのようなやり方で仕事の優先順位も決めています。子どもが小さかった頃、朝は保育園に子どもを送っていかなければなりませんでした。そうすると、急いでも出社できる時間には限界があります。
したがって、それ以前の朝の時間帯に定例会議が開催されても、私は迷うことなく欠席します。迷いがないため、迷いに使うムダな時間は発生しません。ちなみにそれが理由で仕事から外されたとしても、自分の優先順位がはっきりしているので、まったく後悔することはありません。