「Google Chrome 69」がリリース!注目すべき変更点5つ
世界で一番利用されているWebブラウザの「Google Chrome(グーグル・クローム)」。ウェブアナリティクス企業のStatCounterの「調査結果」によるとChromeのシェアが世界に占める割合は約6割、日本国内でも4割以上と、まさにグローバルスタンダードなWebブラウザといえます。
そんなChromeを提供している米Googleは9月4日(現地時間)、Webブラウザ「Google Chrome 69」(以下、Chrome69)の安定版(一般利用向けに提供されたもの)をWindows、Mac、Linux、Android、iOS向けに公開しました。
Chrome69では、デザイン面での大きな変更やパスワードの自動生成機能など、通常のアップデートよりも盛りだくさんな変更が加えらており、Chromeブラウザ公開10周年を意識したものとなっています(Chromeは2008年9月2日公開)。今回は、その注目の新機能についてご紹介します。
1)新デザインでマテリアルデザインの追求
Chrome69では、今まで以上にマテリアルデザインを追求したデザインが導入されています。
新デザインでは、デスクトップ版とモバイル版のデザインが統一されたことが大きなポイントです。
また、タブのデザインも角が取れて丸みを帯びたものに変更されており、優しい印象のブラウザになりました。
2)HTTPSのラベルとスキームが非表示に
Chrome68までは、ブラウザ上部のURL部分に「https://」と「保護された通信」との文言がありました。
一方、Chrome69では、これらの表記は排除されたシンプルなものとなっています。
変更点は、
・「保護された通信」ラベルなし
・「https://」なし
・鍵アイコンの色が緑から黒へ
・ドメイン名の www なし
など、鍵マークは残っているものの、ラベルもスキームもなくなりました。ウェブは当然セキュリティで保護されたものという信念をGoogle側から表明されているデザインと考えられるものとなっています。
将来的には、鍵アイコンも排除されるとのことです。