利害関係が一致した30代カップルの“食生活”とは「ムネ肉、ブロッコリーと…」
食生活には、人それぞれの「好み」が強く反映されるため、結婚などを考えるときには重要なキーポイントとなることがあるかもしれません。
料理が苦手だという吹上順子さん(仮名・32歳)。できれば料理好きな男性と結婚したいと願っていましたが、これまで知り合った男性はどの人も料理が苦手。なのに、手料理は求めてくるという男性ばかりで、結婚目前に別れることが多かったのです。
料理が苦手で結婚を諦めた
「フラれるときには、『カワイイだけで結婚には向いてない』『女のクセに』というような結構ひどいことを言われていました。時代遅れだと思いつつも、やっぱり傷つきます。だから、結婚を諦めかけていたんです」
自由な時間を作ると結婚のことが頭をよぎるため、プライベートジムへ通うことにした吹上さん。そこで、プライベートジム経営者のの郷田さん(仮名・34歳)と意気投合。付き合うことになります。
「これまでのこともあったので、楽しくお付き合いできればいいぐらいの軽い気持ちだったんです。でもいつの間にか、お互いに好きという気持ちが深まっていて結婚を意識するようになっていました。もっといっしょにいる時間を増やしたいという自然な気持ちです」
結婚話が出ると気まずい雰囲気に
けれど、どちらからともなく結婚の話になってはなぜかお互い気まずい雰囲気になり、なんとなく会話が終了してしまうということを繰り返していました。そのうち「実は、郷田さんは既婚者なのではないか?」という疑問もわいてきたと言います。
「結婚は諦めていても、付き合っている人が既婚者だったら嫌です。ヤキモチを焼いてしまい、そっと郷田さんの後をつけてしまったこともあります。でも不安だったのは私だけではなかったようで、いつになくモジモジしている郷田さんに『実は、人妻なんじゃ……?』と聞かれました」
吹上さんが「人妻ではない」と否定しても、「それならどうして、結婚話が出ると気まずい感じになっているのか?」と聞かれてしまいます。でも、その質問は吹上さんにとって好都合でした。