「イッキ読みしたい名作マンガ」4選。隠れた名作から超有名作まで
年末年始、特別な予定がないという方はまとまった時間がとりやすいこの時期に、少し長めのマンガの一気読みはいかがでしょうか? 電子書籍なら場所もとらないので、まとめ買いに最適です。
2021年12月現在、国内最大級の品揃えである累計約128万冊のマンガや書籍を配信する、総合電子書籍ストア「ブックライブ」より、年末年始の休暇にちょうどよい、20巻前後で完結するおすすめの4作品を紹介します。
1:IT業界が舞台のマンガ
『王様達のヴァイキング』
巻数:全19巻
作者名:さだやす
出版社:小学館
高校を中退し、天涯孤独。しかしハッキングの腕は超一流の18歳・是枝が、エンジェル投資家・坂井と出会い、ITの世界でのし上がっていく物語。序盤は不器用な是枝がバイトをクビになった腹いせにクラッキング(コンピュータによる不正な侵入・破壊行為)をしていたところを、坂井に突き止められ、彼にスカウトされるところから始まります。
坂井の助言もあり、自分の経験や特技を活かして、サイバーセキュリティを己の仕事にすることにした是枝。次々と出てくるサイバー犯罪者たちを相手に、やがて警察の捜査や国家の中枢にも関わるようになります。サスペンスフルな展開にドキドキハラハラしながらも、家族も友達もいなかった少年が他人と関わり合いながら成長する姿に胸が熱くなります。
IT業界の実情だけでなく、投資や起業といった題材を扱っているので、ビジネスの勉強書としてもおすすめです。
2:超有名な漫画家マンガ
『バクマン。』
巻数:全20巻
作者名:作画・小畑健 原作・大場つぐみ
出版社:集英社
言わずと知れた漫画家マンガの名作。中学3年生で、高い画力を持つ真城最高(サイコー)と、成績トップで文才に長ける高木秋人(シュージン)が、それぞれ作画と原作を担当し、「ジャンプ」でプロの漫画家を目指す物語です。「ジャンプ」編集部のリアルな裏側を描いており、「ジャンプ」で売れるマンガや面白いマンガとは何か、を具体的に掘り下げた描写で多くのマンガファンを惹きつけました。
声優を目指す同級生・亜豆に思いを寄せるサイコーが、「プロの漫画家になり、自分たちで描いたマンガをアニメ化させ、そのヒロイン役を、亜豆に演じてもらう」「そしてその目標が叶ったら結婚する」という約束をとりつけ、その夢をモチベーションに努力する姿に胸がじんとします。
漫画家マンガであると同時に、「ジャンプ」の三大原則と言われる「友情 努力 勝利」をすべて盛り込んだ王道少年マンガです。全20巻に、中学3年生の少年たちが24歳になって夢を実現するまでの濃密な10年間が詰まっています。
漫画家として売れるには“運”の要素もあると知りながら、面白いマンガをつくろうと奮闘するサイコーとシュージンを見ていると、我々社会人も日々の仕事に対する姿勢を正そうという気がしてきます。