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スノーピークは株価20倍も視野に…ブームで急伸「アウトドア」銘柄6選

コラム

 緊急事態宣言のなかで、密を避けるという理由でブームになったアウトドア。株価にも反映されたが、経済活動再開後はさらに伸びるのか、専門家が分析!(※株価などのデータは11月2日時点のもの)

キャンプ

※イメージです(以下、同じ)

 コロナ相場のなかで、旅行関連が大きく下落した一方で、注目を浴びたのがアウトドア関連株だ。大手情報分析会社によると、2020年のアウトドア市場は2019年に比べて3.2%増。“密”を避けるという理由でソロキャンプがブームになり、実際、アウトドア用品を手がける企業の業績は、好調に推移している。

スノーピークはコロナ禍でテンバガー達成!

 なかでも、キャンプ用品やキャンプ向けアパレルを扱う「スノーピーク」(東証1部・7816)は株価、業績ともに絶好調。株価は2020年3月のコロナショック時の安値513円から、2021年9月には6320円まで12倍超も爆騰。わずか1年半という短期間でテンバガーを達成。現在も6000円前後を推移している

マネ得

スノーピーク(東1・7816)はコロナショック真っただ中の’20年3月半ばを大底として、26週移動平均線にサポートされたキレイな上昇トレンドを形成。’21年10月は全体相場暴落に連れ安したが、上昇トレンドは維持している

 ほかに、アシックス(東証1部・7936)、デサント(東証1部・8114)など、アウトドア系の商品を強みにして株価が急上昇した銘柄が少なくない。目下、秋の行楽シーズン真っただ中だが、果たして株式市場に「第二のスノーピーク」は誕生するのか?

緊急事態宣言解除でまだまだ伸びる

 一般的なアウトドアだけでは満足できず、狩猟の免許を申請するなど大のアウトドア好きで知られるフィスコマーケットリポーターの高井ひろえ氏@hiroe03)は、足元のキャンプ事情についてこう話す。

マネ得

高井ひろえ氏

「現在の株価は、密を避けるための“ソロキャンプ需要”を織り込んだものだと思っています。緊急事態宣言が解除されたことで、これからは複数グループや大人数でキャンプをする人たちが増えるはず。スノーピークのように高価格帯のキャンプ用品やアパレル用品を製造販売している銘柄は、まだまだ伸びると予想されます。すでにテンバガーを達成しているスノーピークでさえ、私はまだ伸びしろがあると感じています」

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