情報のプロ「データサイエンティスト」が教える「データのウソ」の見破り方
昨今話題の「データサイエンティスト」という職種をご存知だろうか?
データサイエンティストとは、高度なデータ分析技術を用いてさまざまなビジネスの問題を解決する専門職のことで、米「ハーバード・ビジネス・レビュー」では「21世紀でもっともセクシーな職業」とも表されています。
いわばデータサイエンティストは、データのプロ! 今回は、米国大学のデータサイエンス修士号を保有し、データサイエンティストの育成スクールも運営している堅田洋資さんにに膨大な情報からフェイクニュースを見抜くコツ、さらにアメリカ仕込みの情報分析術まで話を聞ききました。
データサイエンティストの年収1000万円以上の国も
――データサイエンティストは海外ではどんな存在?
堅田洋資(以下、堅田):かつてアメリカの大学ではMBAの学位が流行りました。それが今は、データサイエンティストの学位を出すところが増えています。
とはいっても、まだ育成が追いついておらず、バランス的には需要のほうが多いと思われます。なかには一人のデータサイエンティストを雇うのには一千万円かかるという話もあります。
ただ、ある程度、人材が増えたら、給料や求人も落ち着くのではないでしょうか。かつてHTMLでホームページが作れたらものすごく重宝されて、お金も稼げる時代がありましたから(笑)。