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人生に迷った時、“最後に幸せになる人”が選ぶ道の共通点

学び

 会社に残るか、転職するか。恋人と結婚するか、別れるか。プロジェクトリーダーに立候補するか、やめておくか。もっと日常的なところでは、ランチは和食にするか、洋食にするか。日々、AとBのどちらにするか、悩む瞬間があると思います。そんな時、あなたはどうやって決めていますか?

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※イメージです(以下同じ)

 お金を基準にする人、周りの意見に合わせる人、損得を計算する人、いろいろな決め方があると思います。さっと決められる人もいれば、ああでもない、こうでもないとグルグル考えてしまい、時間ばかり費やしてしまう。そういう人もいるかもしれません。この、どちらにしようか悩んでいる時間を全部足したら、いったいどれだけの時間になるでしょうか。

迷ったら両方手に入れる道を

 これまで、お金と幸せを専門とする作家として、30年以上に渡っていろんな生き方を研究し、たくさんの方の人生相談にも乗ってきました。それらのデータと経験から、迷った時の行動にも、幸せな人にいくつか共通点があることがわかりました

 その共通点のひとつは、「まずは、両方手に入れる方法を探す」ということです。たとえば、洋服を買うか、バッグを買うか、悩んでいるとしましょう。全く興味のないものであれば、最初から悩みもしません。悩むということは、少なくとも結構気に入っているはずで、お金や置き場、パートナーのことなどが気にならなければ、両方買ったっていいはずです。

 ところが、子どもの頃、「どちらか1つにしなさい」という育てられ方をした人は、両方手に入れるという発想がありません。だから、どちらか一方を無理やり選ぼうとするわけです。でも今、大人になった僕たちには、親が言っていたこととは異なるやり方を選んだっていいのです。どちらにしようか迷ったら、本当にどちらか1つにしなければいけないことなのか考えてみましょう

 また、お金のことやパートナーのことが気になって、両方なんて選べないというケースもあるでしょう。その場合、大切なのは、どちらを選ぶかではなく、もっと収入を増やす方法を考えることだったり、お金の使い方についてパートナーと話し合うことだったりします。幸せな人は、より本質的なアプローチから、両方手に入れる道を探るのです

マイナスだった出来事がプラスに

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 もちろん、どちらか1つを選ばなければいけない時もあります。一番わかりやすいのは結婚でしょう。AさんとBさん、どちらも素敵だからと言って、両方と結婚することは、少なくとも日本ではできません。結婚するには、1人に絞る必要があります。

 こういうとき、多くの人が、どちらを選んだらいいか、正解を探そうとしています。確かに、短期的には「こっちにしてよかった」「あっちにすればよかった」ということもあるでしょう。でも、少しその期間を引き延ばして、中期的、長期的に人生を振り返ってみてください

 恋人にフラれた時はツラかったけれど、そのおかげで、今のパートナーに出会えた。仕事で大きなミスをして上司にすごく怒られたけれど、あれから、仕事に対する意識が変わって成長できた。きっと、当時はマイナスだと思っていた出来事が、その後のプラスにつながっているケースがあるはずです。

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