越智ゆらの、元Popteenモデルが「芸能界を辞めようと思った」女優業への転機
同世代を中心に高い人気を誇るモデルで女優の越智ゆらのさん(22)が、品川区のウォーターフロント・天王洲で生まれ育った幼馴染のふたりの恋物語を描くドラマ『はつ恋とビー玉 ~10の約束~』(2021年2月5日配信スタート)に主演しました。本作は東京23区初の“オリジナルTwitterドラマ”で、現在配信中です。
元『Popteen』モデルで現LARMEレギュラーモデルの越智さんは、近年女優としての活動も顕著ですが、仕事の転機は『Popteen』卒業後。それまでには若さゆえに苦しみ「芸能界を辞めてしまおうと思ったこともありました」と知られざる葛藤を明かします。
越智さんがいま仕事をする上でモチベーションになっているもののひとつに、ファンの存在があると言います。人よりも挫折や失敗が多かったという彼女がくじけず、挑戦し続けられる秘訣、そして仕事で苦悩する同世代へ投げかけたいメッセージを聞いてみました。
「女優です!」と堂々とは言えない
――モデルのみならず、さまざまな種類の仕事をしていますよね。ご自身の中で軸としているものはあるのでしょうか?
越智ゆらの(以下、越智):わたしのメインの肩書きはモデルで、「女優です!」と自分で名乗るにはまだまだだと思っているので、堂々と女優をしていると言えるように、2021年はもう少し頑張りたいなと思っています。
でも、同じくらいモデルのお仕事も楽しいので、どっちが上というのはないです。いまは圧倒的にモデルのお仕事が多いので、同じくらい女優のお仕事にも挑戦していきたいなという気持ちはあります。
――それにはファンの方の応援も大事ですよね。
越智:はい。わたしのファンの方たちはわたしの本質を好きでいてくれているみたいで、好きなことをしていれば何をしていても応援してくれる方たちが多いです。ただ、モデルのお仕事は写真が多いですし、映像によるお芝居や、わたし自身ではなく、演じるキャラクターを観ることも楽しいという声もいただくので、それはすごくうれしいなと思います。
芸能活動をはじめたきっかけ
――そもそも芸能活動を始めたきっかけは何だったのですか?
越智:最初はモデルになりたくて始めました。大阪で暮らしていたので、大阪でレッスンができるところを探しました。そこで半年間学び、その後『Popteen』のスナップ撮影に参加して、運よく声をかけていただきました。そこからモデルになったという感じなのですが、実は大阪時代の事務所にモデルになりたいと言ったら、アイドルのほうが向いていると言われて。
でも、わたしは当時、男子ではなく女子に好かれたくてモデルになりたいと思っていたんです。同性に好かれるってすごく難しいことなのですが、ファン層は男女比が2対8くらいで。ただ、いまとなっては男性のファンもほしいかなって思うことがあります(笑)。