メールで始業報告をして二度寝…テレワークでの昼夜逆転を避ける要点
つい夜遅くまで仕事をしてしまう。日中は家族に付き合ってなかなか仕事に集中できない……。在宅勤務が進む中、今までよりワークライフバランスを意識しないとならなくなった。
株式会社LIFULL(ライフル)は、新型コロナを受け、これからの暮らしを考えるプロジェクトを実施。2万人に対して「新しい暮らしへの兆し調査」を行った結果、約80%の人が「生活、暮らしが変わった」と回答。そして具体的には「健康」41%、「食事」30.7%、「趣味・娯楽」29.3%のトップ3が変わったという。
昼夜逆転生活を避けるポイント
テレワークは仕事とプライベートの境界がむずかしく、ワークライフバランスを整えるのは困難を極める。そう感じているビジネスパーソンも多いのではないだろうか?
そこで企業へテレワーク導入支援を行いながら国や自治体のテレワーク普及事業にも携わるテレワークのプロである株式会社テレワークマネジメント代表取締役の田澤由利氏に聞いた。
田澤氏によると、多くの男性ビジネスマンが、朝の出社(始業)メールを出して寝て、昼から夕方ごろに起き出して、深夜まで作業をするという、生活リズムが崩れた生活を送っているという。
「昼夜逆転生活を避けるためには、『通勤時と同じ時間に寝て起きる』ことが一番のポイントです。通勤に使っていた時間に軽くジョギングやウォーキングをするのがベストです。終わったらシャワーを浴びてから、朝食をとり、いつもと同じ時間に仕事を始めましょう」
会社のチャイム音に合わせると吉
「スマホなどのアラームを、始業や昼休みだった時間に設定すると、気持ちの切り替えがしやすくなります。会社でチャイムが流れていた場合は、そのチャイムとできるだけ近しい音にすると良いですね」
そして、ついダラダラ仕事をしてしまい、上司に疑われてしまうという悩みに対しては、「仕事仲間との日常的なコミュニケーションも重要」と話す。
「息抜きも兼ねて同僚とチャットしたり、上司にまめな報告をすることは、仕事への緊張感をキープすることにもつながります。オンライン会議では積極的に発言しましょう」