サッカー日本代表・南野拓実が名門リバプールに。移籍のきっかけになった大舞台での激闘
サッカー日本代表・南野拓実(24)がイングランド・プレミアリーグのリバプールFCに移籍すると発表された。リバプールは昨シーズンのチャンピオンズリーグ(ヨーロッパのクラブ選手権大会、以下CL)を制したビッグクラブだ。日本人プレーヤーの加入に期待は膨らむばかりだ。
欧州屈指の名門、現欧州王者リバプールFC
イングランド、そしてヨーロッパでも指折りの名門クラブであるリバプールは現在進行形で世界中にその強さを見せつけている。昨シーズンのプレミアリーグでは勝ち点1差で惜しくも2位に終わったが、CLでは頂点へと登り詰めた。
特に準決勝のFCバルセロナ戦は歴史に残る逆転劇だった。アウェイでの初戦に0-3で敗れ、決勝進出が絶望的と思われて迎えた第2戦で怒涛の4ゴールを叩き込み、奇跡的な勝利を呼び込んだ。そしてトットナム・ホットスパーFCとの決勝でも2-0の快勝。14年ぶりの欧州制覇となった。
今シーズンもここまでのリーグ戦は無敗(12月21日時点)で首位をキープし、攻守における高い完成度で独走状態を築きつつある。CLでもグループステージを首位で通過、連覇へ向け順調な戦いを見せている。強さと勢いを発揮し続けているリバプールが今シーズンも欧州のサッカーシーンでの「主役」を務めることは間違いなさそうだ。
率いるのは世界的な名将
リバプールを率いるのはユルゲン・クロップ。クラブ史上2人目のドイツ人監督として、2015-2016シーズンに就任。今季はCL連覇と共に、30年ぶりとなるリーグ優勝に向け、タレント軍団を自在に操る。
クロップはドイツ・ブンデスリーガのボルシア・ドルトムント監督時代には香川真司を主力として起用し続けていたことでも知られている。セレッソ大阪から移籍し、海外でのプレーが初めてだった香川はクロップの下でその才能に磨きをかけ、リーグ連覇の立役者となった。
ドルトムントを指揮していた際にもCLの準優勝に導いており、経歴、実績では間違いなく、現代の世界的な名将の1人。何より日本人プレーヤーの指導した経験を持っていることは、今回の南野の加入に大きな影響をもたらすことは間違いなさそうだ。