だらだら説明しない英語「I am + 前置詞」ですっきり伝えるコツ
英語を勉強するにあたり苦労するのは前置詞。「前置詞を使いこなせます!」と言い切るのは、「仮定法を使いこなせます!」と言うより難しいのではないでしょうか?
前置詞は中学校1年生で学び、逆に仮定法はもっと後に学びます。しかし、良く使われるからこそ難しいのが前置詞。動詞句では一般的な動詞の後にどの前置詞を付けるかによって、意味が変わります。しかしネイティブスピーカーはそんな動詞句を多用します。
第44回 「I am + 前置詞」をマスターする
しかし動詞句だけではなく、「Be動詞+前置詞」という使い方もよくなされます。今回はそんな例をいくつか考えてみましょう。
例えばI am for you.はどうでしょうか? Forは前向きなイメージがありますね。プレゼントをする時にThis is for you.と言うのと同じです。ですからI am for you.は「私はあなたのためにいます」=「あなたの味方です」の意味。
I am here for you.などは、困っている友達にかける言葉ですね。I am for the reform.なら、「改革に賛成です」の意味。逆にI am against the plan.であれば「計画に反対です」の意味になります。
「すでにやっています」という意味のon
上司が部下に対して「○○社へのプレゼン準備はどうだ?」と聞いた際に部下がDon’t worry. I am on it.と言ったらどんな意味でしょうか? I am on it.をイメージすると、「it = プレゼン」の上(on)にいる、ということ。つまり、I am taking care of it.の意味ですね。
複数の部下に対して「○○社には誰が挨拶に行くんだ?」と言う上司に対して、I am on it!という部下がいたら、「行く準備をしているところだった」というイメージ。「言われたからやる」のではなく、「すでにやっています」というニュアンスです。
似た表現にI am at it.があります。Onは面に接しているイメージですが、Atは点のイメージ。つまり、OnよりAtの方が集中しているイメージがあります。従って、I am at it.はかなり労力を費やして頑張っているイメージがあります。