新型iPhone 11が「装甲騎兵ボトムズ」と激似。サンライズに感想を聞いたら最高の答えが
日本時間9月11日午前2時、Apple新作発表会においてiPhone11 Proが発表された。
iPhone11 Proの大きな特徴が“トリプルカメラ”だ。超広角カメラ・広角カメラ・望遠カメラと3種類のレンズを実装しており、撮影できるシーンは従来に比べて4倍近くに拡大する。
そして、その独特なレンズ配置とカラーバリエーションのひとつであるミッドナイトグリーンが今、1983~1984年に放送されたロボットアニメ『装甲騎兵ボトムズ』のキャラクター「スコープドック」に似ているとSNSで話題になっている。
Twitter上では「完全に一致している」「ボトムズはiPhoneのトリプルカメラを先取りしていた」「レンズが回転すれば完璧」などといった声が相次いでいるが、これらの反響を関係者はどのように受け止めているのだろうか。そこでbizSPA!取材班は、『装甲騎兵ボトムズ』を制作した株式会社サンライズに話を聞いてみた。答えてくれたのは同社IP事業本部の渋谷誠さんだ。
ティム・クックも心酔? 令和にも“最低野郎”は生きていた
――iPhone11 Proの発表を知ったときのご感想をお聞かせください。
渋谷誠(以下、渋谷):率直に申し上げて、令和の時代にボトムズをどのように展開していくべきか、クメン(第二部「クメン編」で登場する架空の舞台。熱帯雨林のような地域)のごとき、深い森に迷い込んでいた状況において、カルフォルニアからの朗報は「渡りに船」、「渡りにカン・ユー(作品内のキャラクター)」です。
スコープドッグのデザインは、高橋良輔監督・大河原邦男先生が36年前に生み出した傑作ですが、今回のApple社のiPhoneデザインやミッドナイトグリーンが新色にあるのを見て、ティムクック氏が遂にその魅力に気づいたのではないか、と感動しております。
――SNS上の反応を初めて見たときは、どのような感想でしたか?
渋谷:まずは、世間の皆様がiPhone11 Pro のトリプルレンズ部分だけで「装甲騎兵ボトムズ」を思い出してくださったことに厚く御礼申し上げるとともに、想定以上にむせる“最低野郎”(作品内のロボット兵器・パイロットの総称であり、ファンを指すネットスラング)が現代に多く生き残っていることに驚きを覚えております。