JR東日本の駅ナカ「シェアオフィス」を体験。15分150円の使い心地は?
JR東日本が、8月1日から一人向けのシェアオフィス『STATION WORK』を営業開始した。まずは東京駅・新宿駅・池袋駅・⽴川駅でスタートし、首都圏を中心に増やしていくという。筆者は5日、東京駅新橋側のブースを実際に利用。その使い心地を体感した。
予約画面の使い心地にビックリ
この日筆者は、移動中にパソコンを使った作業が必要となった。しかし乗り換え先の東京駅で取れる時間は30分程度と制約があり、改札外で作業をするには時間が足りない。
そこで思い出したのがこの『STATION WORK』だ。すぐさま、電車内で公式サイトを立ち上げた。
1名用ブースの通常料金(税抜き)は15分あたり250円だが、当面はキャンペーン料金で15分あたり150円とお得。2人用ブースは、15分あたり通常料金300円、キャンペーン料金200円だ。
事前予約制のオフィスで、会員登録が必要となる。必要な登録事項はメールアドレス・パスワード・氏名・クレジットカード番号のみ(個人会員の場合)。SuicaのID番号を登録しておけば、Suicaをタッチすることで入室できる。
会員登録を済ませて予約フォームに移ると、画面上には、各オフィスの利用状況がグラフで視覚化されており、一見して分かりやすい。
オフィスの利用開始時間は5分単位、使用時間は15分単位で設定できる。以前、東京メトロが実証実験で導入したシェアオフィスは15分きざみで時間指定されていたことを考えると、『STATION WORK』は用途に応じて、よりフレキシブルに利用することができそうだ。
予約フォームで場所と利用時間を選ぶと、空いているブースが表示され、支払い手続きへ。事前に登録したクレジットカードで行われるため、ストレスなくスムーズに予約ができた。
筆者は11:50から30分間の利用で予約をすまし、45分に東京駅到着。いざ『STATION WORK』へ。しかし、ここで思わぬ誤算が……。
オフィスの設置場所は総武線側の地下4階。ホームへ向かう通路上にある。筆者の降りた8番線ホームからは想像以上に距離があることと、設置場所付近はめったに使わないことからプチ迷子に。
「駅間の移動だし、すぐに着けるだろう」と高をくくっていたが、結局移動に10分余りを要してしまった。
5分遅刻してようやく『STATION WORK』に到着。