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現役大学生が日本一の繁華街に「人狼ゲーム専門店」を開くまで

暮らし

 働き方が多様化する流れを受けて、若い人の間で様々なワークスタイルを模索する動きが広まっています。

 大学生でありながらITフリーランスとして活動しつつ、新宿歌舞伎町にある「JINRO LOUNGE/人狼ラウンジ」(@jinro_lounge)の副代表も務める、大学生のTetsuさん(仮名)もその一人。若くしてパラレルワーカーとして活躍する彼に話を聞きました。

桜井

カウンターでカクテルを作るTetsuさん。手前の女性はゲームマスター(GM)の山田さん(仮名)

バイト経験を活かしてバーテンに挑戦

 学業のかたわら、空いた時間でITフリーランスとして活動していたTetsuさん。HPの作成依頼が「人狼ラウンジ」の運営に関わるキッカケでした。「人狼(じんろう)」とはここ数年人気の会話型ゲームで、プレイヤーは村人陣営と人狼陣営に分かれて心理戦を繰り広げます。

「もともと企業のホームページ作成やロゴデザインなどを請け負っていていましたが、あるとき、『ボードゲームや人狼が楽しめるお店を作るのでHPを作ってほしい』という依頼が来たんです」

 しかし当初はあくまでWEB領域のみで、店舗運営にまで携わるつもりはなかったといいます。

「その頃の僕は、人狼やボードゲームについて全然知らなかったので、サイトを作るにあたって一体どういう事業なのか、いろいろヒアリングする必要がありました。そのうち集客や運営に関して意見する機会が出てきて、それならと、運営に参加することにしたんです」

バーテン経験を活かし、お酒にもこだわり

お酒 バー

※画像はイメージです

 その結果、副代表として店舗運営に関わることに。Tetsuさんの主な業務はサイトの運営や予約の管理、さらにカウンターでの接客までこなします。

「以前、ホテルでバイトをしてたことがあって、バーテンダーも経験しました。結婚式があると、ウェルカムドリンクとしてノンアルコールカクテルをよく作ってました」

 そんなバイト経験から、「人狼ラウンジ」で提供するお酒にもこだわりを見せます。

「居酒屋よりワンランク美味しいお酒が出せたらいいなと思って、シロップやリキュールにはこだわってます。経営を考えると原価を抑えたいところですが、安い焼酎で悪酔いしたり、頭が痛くなったりするよりも、美味しいお酒で気持ちよく人狼ゲームをやってほしいと思ってます」

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