堀江貴文とキンコン西野に学ぶ「自由に生きるための」メソッド
「働き方改革」の一環として副業を解禁する企業が増えています。bizSPA!世代の20代ビジネスマンにも、多様な働き方にチャレンジしてみたいと考えている人がいるのではないでしょうか?
お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんと、堀江貴文さんの共著『バカとつき合うな』(徳間書店)は、発売されるやいなや、「トーハンビジネス書ランキング6週連続1位」など、さまざまなランキングで上位になり、大きな話題になっています。
本書には、時代の最先端を走る2人だからこそ導き出せた人との付き合い方や働き方の秘訣が詰まっています。
常識にとらわれない2人がタッグを組んだ
堀江さんは日本を代表するインフルエンサーであり、テレビや雑誌、ネットなどで活発に発言し、常に世間を賑わせています。一方の西野さんも芸人としての活動以外にも、絵本作家、国内最大級のオンラインサロン運営、美術館建設の計画など表現者・ビジネスマンとしての才覚を発揮しています。
本書は西野さんが打ち出した「新刊3ヶか月連続リリース企画」の一冊です。昨年10月に発売された本書を皮切りに、11月には単著の『新世界』(KADOKAWA)、12月には絵本『ほんやのポンチョ』(幻冬舎)をリリースしました。
既存の枠組みや世間一般の常識にとらわれず、常に挑戦し続ける2人が、混迷する現代をどのように生きていくのか。そして「バカ」とは一体何なのか? 本書には、彼らならではの哲学のエッセンスが詰まっています。
あなたが不自由なのはバカと付き合ってるから
<あなたは自由であるべきだ。
なのにもし、あなたがいま自由でないとしたら、その理由は簡単です。
バカと付き合っているからです」>(2P)
本書の冒頭で堀江さんはそう言い切ります。そして、バカと付き合い続ける限り、自由は奪われ続け、バカとの付き合いを絶たない人間も同じようにバカであると畳み掛けます。
前半は「人とおなじことをやりたがるバカ」「我慢を美徳にしたがるバカ」「善意なら何でもありのバカ」など、世の中に溢れるバカについて、舌鋒鋭くあげつらっていきます。時には、心当たりがあって耳が痛いと思う一文に出合うかもしれません。
彼らはなぜ、「バカ」を批判するのでしょうか。それは、人生は有限であり決して長くはないことを知っているからであり、貴重な時間を浪費したくないという思いが強いからでしょう。