bizSPA!

増上寺で掃除体験!ニチバンが伝える手をいたわることの大切さ

年末の大掃除は、一年間の汚れを落とし、清らかな気持ちで新年を迎えるための日本の伝統行事だ。しかし、寒さと乾燥が厳しくなる冬は、手荒れやあかぎれに悩まされる人も多く、水に触れるたびに痛みを感じて「手を洗いたくない」「掃除が億劫になる」と感じる人が多いのだという(※)。

ニチバン株式会社(以下、ニチバン)は、そんな“手のトラブル”に改めて向き合うきっかけとして、救急絆創膏「ケアリーヴ™」を通じた体験型イベントを、東京都港区の名刹・増上寺と共同で開催した。

ニチバン×増上寺 異色コラボが発信する「手をいたわることの大切さ」

ニチバンが1997年に発売した「ケアリーヴ™」は、肌へのやさしさと高いフィット感を兼ね備えた救急絆創膏だ。

キズを“乾燥させる”のが一般的だった当時の常識とは異なり、“湿潤環境を保つ”ことで治癒を促進するという考え方を取り入れ、防水タイプや大判サイズなど、用途に応じたシリーズ展開を続けてきた。20年以上にわたり支持されてきた、ニチバンを代表する製品のひとつ。

ニチバンではこれまで、そんなケアリーヴ™を通じたケガの応急処置や「手を守ること」の啓発を目的に、新江ノ島水族館や全日本サッカー選手権大会の会場などで、消費者と直接交流できるワークショップを実施してきた。

その取り組みの一環として、“大掃除の日”にあたる2025年12月13日(土)、増上寺との共同企画「心を磨く!親子で年末大掃除体験 in 増上寺」を開催。親子で参加し、掃除を通じて心と手をいたわる時間を体験するプログラムが用意された。

当日、参加者は普段は入ることのできない増上寺・大殿を特別に拝観し、僧侶の教えに沿ってお焼香を体験。

同境内の圓光大師堂では、濡れ拭きと乾拭きの雑巾を使い、畳の掃除にも挑戦。丁寧に畳を拭き上げる子どもたちは真剣な眼差し。

堂内では僧侶による読経のほか、仏具の解説や体験も実施。本格的な仏具を前に、参加した子どもたちは興味津々の様子で、順番に木魚や鐘を鳴らす体験を楽しんだ。

体験の締めくくりには、増上寺アドバイザー僧侶・堀江利昌氏による特別説法が行われた。説法では、掃除をすることの意味や、「手当」という行為と仏教との関わりについて語られ、本イベントのテーマと深く重なる内容に、参加者は静かに耳を傾けていた。

メーカーと消費者が交わることで得られる収穫がある

今回のような取り組みの意義について、ニチバン 事業戦略本部の倉智一氏は、「ニチバンの製品は、基本的にお客様と直接つながる販路ではありません。そのため、実際に使ってくださっている方の声が届きにくいという課題がありました。こうしたイベントを通じて直接交流することで、リアルな意見をいただけるのはメーカーとして非常に大きな収穫です。今後も製品の魅力を伝えることはもちろん、参加したくなるような企画に挑戦していきたいですね」とコメントした。

期間限定で身体健全の祈願を受けたケアリーヴ™を配布

2025年12月13日(土)からの2週間、境内で身体健全の祈願を受けた「ケアリーヴ™」を、参拝者に無料配布する企画も行われている。配布されるケアリーヴ™は、増上寺の葵の御紋に「身体健全」と記されたシールが貼られた特別仕様で、いましか手に入らない限定もの。

あかぎれやひび割れなど、手のトラブルが多発するこの時期。いざというときのケアアイテムとして、一年の感謝を伝える年末詣とあわせて、ぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。

※ニチバン:冬の乾燥と「あかぎれ・ひび割れ」意識調査 2023年11月(https://www.nichiban.co.jp/news/2023/12_05/)

◆会社概要
社名:ニチバン株式会社
本社所在地:〒112-8663 東京都文京区関口2丁目3番3号
創業:1918(大正7)年1月
代表取締役社長:高津敏明

◆浄土宗 大本山 増上寺
増上寺は、浄土宗の七大本山の一つです。酉誉聖聰(ゆうよしょうそう)上人によって、江戸貝塚(現在の千代田区平河町付近)の地に、浄土宗正統根本念仏道場として創建され、関東における浄土宗教学の殿堂として宗門の発展に寄与してきました。

写真:土田洋祐、二チバン株式会社 イベント運営事務局

おすすめ記事