石破首相の辞任で注目!戦後歴代首相が辞めた“最多の理由”とは?

石破茂首相が2025年9月7日、辞任する意向を明らかにしました。突然の退陣表明は多くの国民に衝撃を与え、海外でも大きく報じられています。実は戦後の日本では、多くの首相が病気やスキャンダル、政局の混乱や選挙敗北など、さまざまな理由で途中退任を余儀なくされてきました。代表的な歴代の辞任理由と短命政権の背景を整理します。
病気・健康問題
石橋湛山(1957年)病気によりわずか65日で辞任。
池田勇人(1964年)病気により辞任。
安倍晋三(2007年、2020年)病気のため二度にわたり辞任。
スキャンダル・問題
田中角栄(1974年)金脈問題で辞任。
竹下登(1989年)リクルート事件や消費税導入による支持率低迷で辞任。
宇野宗佑(1989年)参院選大敗と女性スキャンダルで辞任。
細川護熙(1994年)佐川急便からの借入金問題で辞任。
選挙敗北・政局混乱
海部俊樹(1991年)政治改革関連法案廃案、党内の「海部おろし」で辞任。
宮澤喜一(1993年)総選挙敗北で辞任。
村山富市(1996年)住宅金融専門会社の不良債権問題などで辞任。
橋本龍太郎(1998年)参院選敗北の責任を取り辞任。
森喜朗(2001年)支持率低迷で辞任。
福田康夫(2008年)政局行き詰まりにより辞任
麻生太郎(2009年)総選挙敗北の責任を取り辞任。
鳩山由紀夫(2010年)普天間基地問題等により辞任。
菅直人(2011年)東日本大震災対応や与党内紛で辞任。
野田佳彦(2012年)総選挙敗北の責任を取り辞任。
菅義偉(2021年)支持率低迷・党内基盤喪失で辞任。
戦後の首相の多くは、健康問題・政局対立・スキャンダルなど多様な理由はあるものの、辞任によって退いており、在任中に「満了」まで務めた人はむしろ少ないといえます。特に2000年代以降は「短命政権」と呼ばれるケースが増え、支持率低迷や政局混乱による自発的辞任が目立つ傾向です。